- 頭金はどのくらい用意した方がいいの?そもそも必要なの?そんな悩みを解決!
住宅ローンの「頭金」ってなに?
- 定義
物件価格(代金)のうち、手持ちの現金や親からの資金援助など、住宅ローン借り入れ以外の方法で手配するお金
出典:[SUUMO(スーモ)住宅用語大辞典](https://suumo.jp/yougo/a/atamakinn/)
- 役割
頭金を用意しておくことで借入金を減らし、返済負担を軽減させる
実際にはいくら必要なの?
一般的に物件価格の1~2割程度が必要と言われています。これは多くの金融機関で、頭金の割合によって金利が優遇されるという側面があるためです。
頭金を入れた場合と入れない場合の違い
- 毎月の返済額・総支払額の比較
物件価格4000万円、借入期間30年、金利1.0%とした場合
毎月の返済額 | 総支払額 | 内訳 | |
頭金なし | 約12,8万円 | 約4630万円 | (元金4000万円 + 利息約630万円) |
頭金1000万円 | 約9,6万円 | 約3470万円 | (頭金1000万 + 元金3000万円 + 利息約4730万円) |
頭金を用意するメリット・デメリット
- メリット①総支払額を少なくできる
総支払額の比較で示したように、借入金額が少なくなるということは利息が少なく済み、総支払額を少なくすることができます。
- メリット②金利の優遇を受けられる場合がある
金融機関ごとに優遇金利を比較
金利が優遇される頭金の割合 | |
三井住友銀行 | 20%以上 |
住信SBIネット銀行 | 20%以上 |
SBI新生銀行 | 10%以上 |
auじぶん銀行 | 20%以上 |
多くの金融機関において、一定以上の頭金があると、延滞や貸し倒れのリスクが低いと判断されるため、上記のような優遇が設けられています。
- メリット③ローン審査に通りやすくなる
金融機関の住宅ローン審査において、年収や年齢、返済計画などが考慮されます。単純に借入金額が少なくなるほか、資金を準備する力があるという点も評価されることで、審査に通る可能性が高くなります。
- デメリット①手元資金が一時的に少なくなる
頭金として自己資金を投入することで手元で自由に動かせる資金が減るため、予期せぬタイミングで大きな金額が必要となった際に、資金が不足するというリスクが考えられます。
- デメリット②頭金の準備に時間がかかる
頭金を貯めてから住宅を購入する場合、その期間中に住宅価格の高騰や金利上昇のリスク、それまで住んでいる家が賃貸であれば家賃がかかり続けるといった問題も生じます。
子育てや将来設計に応じた考え方
共働き夫婦が住宅ローンを組む上で、子育てや将来設計を見据えて返済計画を立てる必要があります。例としては産前産後休暇や育児休業に伴う収入の変動、幼稚園や保育園の費用、学費、習い事などの教育費、自分たちの老後資金等が挙げられます。
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